ドキッ! 書いている本人が実践できてないオリカ道場! ポロリもあるよ!
はじめに的なものを書いておくと落ち着く
この企画も結構長くつづいていて、僕も下手な鉄砲なんとやらで数多くの案を出しては叩かれ出しては叩かれで多分千枚以上出しているように思うのだけどもまぁ、そんなこんなで色々言われてきた事をまとめて、新しくカード案を作る人の助けになればーとかで書いた《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》(上のほうに書いてるよ)なのだけども、結局作っている間に復習帳と化したというか、恨み言が滲むような物になっている上に、それぞれについて簡素だし、基本的なことを書いていないしでオリカを長く作ってきた人向けの「分かっている人には分かる」状態になっているのが何となしに違和感があって、とりあえずこれを書き直して「これからオリカを作り始める人もね!」ぐらいのハードルの低さで行こうかな、と思い立ってしまいまった。
とりあえず今回はカード単体の、システマティックな所が中心。だってフレーバーやセットは難しいもん。難しいのは後回し。
とりあえずちゃんとしたルールテキストを書くところから
オリカ作りに慣れた人もぼちぼちそうだけど、慣れていない人は結構軽視しがちなルールテキスト。
MtGのルールテキストはもうMtG語と言っていいほど独特で、口語よりもどっちかというとプログラミング言語とかに近い。
ここで、別に口語でも分かるじゃん、とか思われると非常に困るのだけど、ちょっと例を書いてみるのよ。
口語稲妻 R
インスタント (C)
プレイヤーかクリーチャーに3点ダメージ。
これがダメなテキストの例。これでも一応何となくは分かりはするのだけど、実際使ってみようとするとこれだけの文章で(つーか、これだけしか書いていないからなんだけどね)困るところが結構出てくる。
- 対象選ぶかどうか分からないし、どこにダメージ与えるのか分からない。
- そもそも数も書いていないから全体火力なのか単体火力なのか分からない。
- ダメージの発生源も書いていないからどこからダメージが飛んでくるのか分からない。《赤の防御円/Circle of Protection: Red》で軽減出来るの?
こんな具合にね。
あと、いくら優れたカードでもテキストがしっかりしていないと読まれない事の方が多いんじゃないかな。
ただ、これはMtGに似た前例すら無い能力や効果を持たせる場合じゃない限り、Wisdom GuildやMTG Wikiで調べてコピペすればいいだけの話だから、頑張って調べてコピペしましょと言うだけですよ。
……いつか細々としたテンプレについても書く……はず。多分、きっと。
ごってごての全部乗せは胃が持たれるわ
よく挙がるこれはないわーっていうデザインの一つに「《クロウマト/Cromat》もどき」っていうのがあるんです。まぁ、5色で起動型能力を各色対応させた5つ持たせた超生物、というのは多くの人が通ってきた道だとは思いますけどね。ええ、ちゃんと僕も通ってきましたよ。
シンプルなテキストは美しい、というのはMtGでよく言われる事なんですが、じゃあ長ったらしいテキストはどうかというと、WoCもプレイヤーもあまり好いてはいない、というか、WoCは作りたがっていないし、プレイヤーはできる事ならあまり見たくない、と思ってる、はず。この長ったらしいテキストを嫌う理由は色々あるんですが、
- 文字が小さくなって可読性が下がる。
- やれることが多すぎるとプレイヤーも覚えない(色々忘れられちゃう)
- プレイヤーが能力を間違えちゃう
大体ここら辺が大きいと思うのですわ。《クロウマト/Cromat》がどんな起動型能力を持っていたか覚えている人は多分少ないだろうし、IA版《ネクロポーテンス/Necropotence》のような文字サイズのカードを見て喜ぶプレイヤーはもっと少ないと思いたい。
これはどうするべきかって言うのは簡単で、これだ!って思った能力が長そうならいくつかに分割してみれば割といい塩梅になるはず。
色々思うところはあるだろうけれどもこれを見てほしい(マロー風)
霊夢 3WW
クリーチャー ― 人間・巫女 (R)
飛行、先制攻撃、警戒
1W:〜を追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
WW,T:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべての起動型能力を失う。
1WW,T:白と黒の1/1の飛行を持つ陰陽玉アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
2/4
適当をブッこいてカードをでっちあげてみた「全部乗せ」の例。カードパワーとかフレーバーあたりはスルーしてください。例だし。
んで、これがどうかっていうと、原作があるオリカによくあるそのキャラの出来そうなことを一通り詰め込んでみました状態。これじゃ長いから上じゃあ全部乗せって書いたけど、まぁ、そういう状態。
上にも書いたように、みんな長文が好きじゃないからもうそれだけでなんだかなぁ、となってしまう。一つの能力で長ったらしいのはある程度は已む無しと言えども、色々ごてごて乗っけた挙句っていうのはどうにもならない。
ここらへん時たまカードを批判するときに使われる「オリカ臭い」っていうものの一つと言ってもいいけど。
これを解決するのは簡単で、分割してしまえばいい。上の例だと三つぐらいに分ければそれぞれでごてごてしていない綺麗なテキストのカードになるわけで。
でたぁ! カラーパイさんのオリカ殺しだぁ!
もうこれでもかと言うほど僕の言えた義理じゃないんで、できればあんまり書きたくないですが、やっぱり書かなきゃなぁ、ということで。
とりあえず例をですね。
幻想決壊 BB
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
こんなものが印刷された日にはWillやたるもっもーよりも環境を崩壊させると思うわ、っていうのがカラーパイを守りましょ、という事の根幹。まぁ、これに限らず色の役割は色々別れていて、その分かれていることが色の選択につながっていたりして、MtGの面白さの一部だったりするんでほんと大事にしましょ。
チルノ 1W/UW/U
クリーチャー ― フェアリー
先制攻撃、飛行、被覆
2/2
実際こっちの方が上のカンスペ(笑)よりもよくあると思うのだけど、混成と多色をごっちゃにしている人、いねぇ?
この例だと、白単色の被覆とか、青単色の先制攻撃とかよっぽどの拡大解釈をしない限りつかない能力だけど、この混成は単色で支払える。それはあまりにもよろしくないでしょう、と。
各色の機能については……いつか書くよ多分きっと
ニッチすぎるのも困りもので
まだ書いて無いです……
ルールは壊すためにあるんじゃないのよ
まだ書いてないです……
ここまで書いておいてなんですが、実際に遊んでみない分にはテキストがしっかりしていればいいんじゃないかな、なんて僕は思ってます。
全部乗せだったり、カラーパイガン無視だったり、ドニッチだったりルールに真っ向から喧嘩売っていても別にいいんじゃないかな。